やまへー的日本語論~漢字の書き換えは適切か?!篇~ 「障碍」これ、読めますか?「しょうがい」と読みます。普通は、「障害」と書かれることが多いです。最近、「障がい」という表記をよく見かけるので、疑問に思い調べてみました。もともとは「障碍」と書かれていましたが、「碍」の字が常用外のため、「障害」と書かれるようになりました。しかし、「害」の字が持つネガティヴなイメージを嫌って、地方自治体などを中心に2001年頃から、「障がい」の表記が見られるようになったということです。混ぜ書きは読みづらく、見苦しいと思いませんか?「ら致」「ねつ造」「破たん」「完ぺき」「子ども」・・・。これらはまた事情が違いますが、「障碍」に関しては、もともと「碍」の字が持っていないネガティヴなイメージを持った「害」の字を当ててしまったことが、失敗だったと思います。表外字を表内字に書き換えることは、このほかの熟語でも行われています。「高嶺の花」→「高根の花」「一攫千金」→「一獲千金」など。意味が変わってしまいますね。これでは、日本語がおかしくなってしまいます。常用漢字表は、本当に必要なんでしょうか?多少難しい感じが増えても、漢字や熟語本来の意味を感じ取るために、常用漢字表を廃止しても、良いのではないでしょうか。 PR